藁と格闘中・・・

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焼津市中里にある親戚、藤吉おじさんちの田んぼの稲穂。
先月10月末、ご挨拶がてらお邪魔して撮影させてもらったとき
稲には黄金色の瑞々しい稲穂が頭を垂れていました。

「稲刈りが終わったよ~」と連絡を受けたのは
その後、間もなくのこと。
行ってみたら田んぼでは刈り干しの真っ最中。
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こんな田舎の風景が、まだまだ普通に見られるのが
嬉しくなったりします。
奥の見えているのは、大自然が豊かな焼津の里山『高草山』
「長閑な田園風景だなぁ~」・・・なんて郷愁に浸っている場合じゃなく
お目当ての「藁束」をもらいに籐吉おじさんちへ・・・。
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この藁の使い道。
毎年11月19日に行われる
焼津・西ノ宮神社の大祭「恵比寿講」に欠かすことが
出来ない和菓子・落雁の『掛け魚』に付ける「飾り藁」のためです。

鯛の形の落雁『掛け魚』はお祭りで、よく売れる縁起物なのですが
吉野では、それに付ける「飾り藁」も自家製なので
この「飾り藁づくり」が11月の恒例行事になっているわけです。
藁をなう作業は手が荒れて、腰も痛くなるしんどい仕事。
ひとつ、ひとつの手作りは時間もかかります。
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和菓子作りを終えた後、毎晩「藁」と格闘中・・・。
じゃ今年も、お祭りの準備に没頭することにします。

また11月20日以降、一段落したら・・・
次回は、冬の和菓子と共にお会いしましょう。


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Commented by ぐ~ at 2008-11-09 21:38 x
すっ、凄い藁細工まで作るの~。縁起物なので、大変ですね。
もう、恵比寿講ですかぁ~。1年経つのが早いこと!
寝る前に、ハンドクリームをぬって下さいね。
Commented by amamori120 at 2008-11-10 18:34
吉野師匠  こんばんHA

鯛の形の落雁  拙の郷里では 「押し物」と言ってました。
親戚に菓子屋さんが居て、慶事には、頼まれて、よく作っていましたヨ
木型がいっぱいあったのを覚えています。
Commented by wagashi_yoshino at 2008-11-11 00:50
●ぐ~さん
以前は藤吉おじさんの奥さんが作って卸してもらっていたのですが
高齢のため藁仕事が出来なくなってしまいました。そのため藁飾りを作リ方を教えてもらい毎年この時期になると夜な夜な作ってます。
そうなんです・・・慣れない藁作業は手荒れにもなりやすいので
ハンドクリームでのケアが欠かせません。
お気遣い、ありがとうございます。
Commented by wagashi_yoshino at 2008-11-11 00:50
●amamori120さん
なんと・・・師匠は押し物のお仕事をされたことがあるんですね。
木型をカンカンと打ち鳴らして落雁を外すので打ち物とも言います。
和菓子屋にとって木型は何より大切にされている道具ですよね。
老舗の和菓子屋ともなると大きな茶箱に入った木型が幾箱もあって、まるで宝物のように大切に保管されています。
Commented by amamori120 at 2008-11-11 23:49
いえいえ、拙が作った訳ではありませぬ ww
叔母の連れ合いでした。

藁のことは覚えておりません。
Commented by wagashi_yoshino at 2008-11-13 01:48
●amamori120さん
そうでしたか・・・でも和菓子屋の現場をご存知なのですね。
焼津では藁を使った掛け魚なのですが、他所の鯛や対の掛け魚の
落雁(押し物・打ち物)に関しては調べてみないとわかりません。
港町ということもあって、向かい合せの鯛のお飾りはお祭りのお供え飾りと共に豊漁祈願の縁起物という意味でも買い求められているのだと思います。
by wagashi_yoshino | 2008-11-09 16:04 | なにより素材 | Comments(6)

駿河湾の潮風に吹かれて。海辺の町の和菓子屋blog。手づくり工房から和菓子の愉しさ紹介します。


by wagashi_yoshino