こどもの日

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近くのショッピングセンターで偶然やっていた北海道物産展。
そこでママがこどもたち用に買ってきたのは「バンビキャラメル」
いかにも子供たちが好きそうな黄色のパッケージに
描いてある可愛いバンビの絵。
ひとり一箱づつもらって、大喜び!
かわいいもんです。
それでコレ「お子様用かと・・・」あなどっていたのですが
一粒貰ってみると、とても美味しい。
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飽きのこない素朴な風味とやわらかな口溶けは
とてもマイルドで上品なキャラメルです。

えっ、端午の節句らしくないって・・・。
じゃ、やっぱり「和菓子屋らしく」コレで・・・。





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やはり、柏餅ですよね。
GW中はいいお天気が続いたのに・・・
静岡は、雨の「こどもの日」となってしまいました。
それでも和菓子屋にとっては書き入れ時
朝からのご予約注文をこなしながら
一日柏餅作りに追われました。

端午の節句、ほとんどのお客様は「柏餅」がお目当て。
ショーケースの中を気にしながら
柏餅の追加を繰り返します。
雨でも売切れることのないように
いや、足元の悪い雨の中
わざわざ買いに来てくれるお客様のために
柏餅の売切れだけは避けたいわけです。
多少は売れ残っても仕方ありません。

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本日の和菓子は
茶席上生菓子『花菖蒲』

潰しあんを芯に包みこんだ菖蒲色の煉切は
上面を白ぼかしにして茶巾絞りにします。
ポイントになる黄色は
くちなしで染めた黄色煉切の細い筋を
絞る前に埋め込みます。
茶巾絞りにするとき、この黄色を目印に
三本の指で押さえる様に絞るのがコツ。

抹茶羊羹をペティナイフでカットして仕立てた
すっきりと伸びた菖蒲らしい葉を添えて・・・。
いよいよ初夏ですね。

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Commented by nekonomomo at 2009-05-06 00:15
柏餅美味しそうですね^^
 実は、私売り切れで買えませんでした><
だから、よしのさんの心意気ステキですね^^

菖蒲の色もなんてキレイな色なんでしょう。
 疲れたときに手が伸びるお菓子は和菓子になってきました。
これならば、目にもお腹にも癒されますね。
Commented by マミー at 2009-05-06 01:14 x
柏餅の葉も色違いで中の餅と餡は小豆と味噌餡でしょうか。
柏餅を買いに行ったら、「予約のみです」と断られてしまいました。

菖蒲の色と抹茶羊羹のきりっとした葉
絶妙ですね。
ただ、茶巾で絞っただけでは、こうはいかないのでしょう。
確かに絞り方で、花の形が全然違ってきますね。

いつも感動します。
Commented by miyo at 2009-05-06 22:56 x
子供の日、お疲れ様でした。
家族で柏餅を頬張りながら、みんなが笑顔になることを思うと
何だか私もうれしくなってしまいます。^^

今日、ちょうど参加した「植物のしぐさ」という勉強会で花菖蒲も
取り上げました。垂れ下がる花びらの中心に、すっと立ち上がり
上を向いて凛とする花びら。
それが、3・3・3の花びらの組み合わせだと知ったばかりで、茶巾
絞りの3本指というのがとても印象的に感じました。
凛と美しい紫。いいですね~

Commented by wagashi_yoshino at 2009-05-07 03:01
●nekonomomoさん
作り手にとって売れ残りを避けたいという気持ちもわかりますが
お客様の気持ちを一番に考えれば売切れこそ避けるべきですね。
本当に疲れたときのちょっとした和菓子は心身を癒してくれますよね。
菖蒲の色「青紫」はちょっとした加減で違った青紫になるので
中々色付けが難しいものです。
Commented by wagashi_yoshino at 2009-05-07 03:01
●マミーさん
あらら、こちらも柏餅を手に入れることが出来なかったのですね。
柏餅を予約のみとするのは、かなり強気な商売だと言えるでしょう。
吉野の柏餅は三種類。緑色の葉で蓬生地の小豆潰しあんと薄紅色
生地の味噌あん、茶色の葉で白生地の小豆こしあんを販売してます。
一口に茶巾絞りと言っても技法はかなり奥が深いものですよね。
Commented by wagashi_yoshino at 2009-05-07 03:02
●miyoさん
和菓子を売る商いの喜びのひとつでしょうね。
お買い上げ頂いた方々の楽しい笑顔、一家だんらんのひとときに
和菓子が少しでも役立って頂ければ嬉しいですし、それを励みに
毎日切磋琢磨して和菓子を作っているわけです。
植物、花にもそれ相応の『しぐさ』ってものがあるものなんですね。
菖蒲のしぐさ、勉強になりました!もっと勉強しなければ!
いいことを教えてくれてありがとう!miyoさん。
Commented by y-haramaki at 2009-05-08 11:06
花菖蒲の白と紫のグラデェーションがステキですね。
絵を描いているみたい!
食べるのがもったいないくらいにステキです。
Commented by すい~つすキッス at 2009-05-08 20:19 x
はじめまして~。

いつも、すんごく綺麗な画像で、癒されてます、ありがとうございます。
私も一眼レフ買おうと思ってるんですがwagashi_yoshinoさんはどこの何をお使いなのですか?
お金があまり無いので高価な一眼レフは買えないのですが・・・・
もし、よろしければ教えてください、よろしくお願いいたします。
Commented by wagashi_yoshino at 2009-05-09 16:50
●y-haramakiさん
アレンジメントの世界では、どんな花でも扱われるのでしょうか。
こういった和風の花は、そぐわないかもしれませんね。
季節の変化とともに、テーマとして求める花もどんどん変わってゆき
ますし、基本的な花しか和菓子にしていません。
花を和菓子で表現するには、まだまだ沢山の勉強が必要です。
Commented by wagashi_yoshino at 2009-05-09 16:50
●すい~つキッスさん
いらっしゃいませ、はじめまして。
デジカメはずっとNikoを愛用しています。ブログを始めた当時からコン
デジのCOOLPIXでしたが、一年前から一眼のD60でも撮影するよう
になりました。高性能コンパクトと迷いましたが、写真の勉強をするつもりで一眼にしました。
Commented by ぐ~ at 2009-05-09 19:10 x
柏餅も大好きですよ~。しか~し、素敵な、花菖蒲でっす!
江戸系ですね。見ただけで菖蒲が咲き乱れている情景が浮かんできます。
長崎では、桃の節句は桃カステラですが、端午の節句は鯉生菓子です。
子供の頃、日頃は和菓子は滅多に食べられませんでした。
結婚式の引き出物の練りきりと鯉生菓子が極上のお菓子でした~。
Commented by wagashi_yoshino at 2009-05-11 00:23
●ぐ~さん
花の上生菓子を作るたびに、その表現の難しさを感じています。
これからはぐ~ちゃんを見習って花の写真を撮りながら、より観察を深めていこうかと思っています。端午の節句の鯉生菓子って、なかなかリアル形のな煉切細工菓子ですね。長崎の他、どんな地域でお祝いされているのでしょう。とても興味深い和菓子の文化です。
by wagashi_yoshino | 2009-05-05 17:17 | 愛しのおやつ | Comments(12)

駿河湾の潮風に吹かれて。海辺の町の和菓子屋blog。手づくり工房から和菓子の愉しさ紹介します。


by wagashi_yoshino