茶席上生菓子『紫陽花』

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今年の夏に中学時代の同窓会があって
クラス幹事を、やらされてやっています。
小学校で別の中学に進学した仲間も加えた学年単位の大きな同窓会で
担任だった先生方も多数ご出席頂くことになっているので
あれこれ話題に欠くことなく楽しみです。
事前打ち合わせも、いつの間にか思い出話に花を咲かせて
最後にはミニ同窓会に・・・(笑)

地元に残った仲間は携帯で出欠の連絡を取り
(その方が手っ取り早い)
残りは往復はがきでご案内を出していますが
「あて所に尋ねあたりません」とスタンプが押され
舞い戻ってくるものもあり頼みの電話もつながらず困ってます。

それでも各方面で活躍している同級生から
届くようなった出欠の返信はがき。
結婚され名字がかわった女性も多く、旧姓で再確認。
名前も一緒に変わった女子もいて、姓名だけ見ると別人の様です。

『とても楽しみにしています。』と、嬉しい即決でOKの子。
『すごく残念ですが、どうしても仕事。』とは、忙しい日本料理の料理人。
『幹事様、本当にご苦労様です。』と、労いの言葉を添えてくれた子。

その中にあった通信欄いっぱいに文章が書かれたはがき。
『今年主人が他界して夏は初盆のため出席できません。残念です。』
『本当なら出席して、みんなに会いたいのですが・・・
皆様によろしくお伝えください。』と、連絡くれた女子。
小さくて可愛かったその子は
いつでも明るく誰とも仲良く話すクラスのまとめ役でした。
何とも・・・心が切なくなりました。

同窓会の返信はがきは、クラスメイトの様々な人生を
垣間見てしまう「窓のようなもの」なのかも知れません。

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本日の和菓子は
茶席上生菓子『紫陽花』

いろんな表現方法がある紫陽花ですが
瑞々しさを演出するには錦玉が欠かせません。
淡い赤紫と紫色に流し固めた錦玉羹は小さなサイコロ状にカット。

白玉粉・砂糖・卵白で作った雪平餅生地で柚子餡を包み
丸くしたら真ん中をへこませます。

そこへ二色の角切り錦玉羹をのせました。
仕上げは抹茶羊羹の笹の葉を添えて・・・。

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Commented by マミー at 2010-06-12 23:49 x
梅雨の晴れ間に見せるキラキラの雫まで映っているような
紫陽花のお菓子 美しいですね。

同窓会の幹事 
「ありがとうございます。」と言いたい感じです。

私も故郷に残っているクラスメートが、
忙しい中 同窓会の案内をくれます。
本当に幹事をしてくれる彼らがいるから
クラス会開けるのです。

本当に有難いな~と思います。
Commented by ぐ~ at 2010-06-13 20:04 x
生き生きしたアジサイの花です。おいしそう~。
2色の色合い、細かい所までにくいですね~。
学生の頃の気持ちと、全然変らないのに・・すっかり忘れていることが多くて(ーー;)
お世話する方がいてくれるからこその同窓会ですよ~。感謝~。
Commented by ruru_kiki at 2010-06-14 12:45
こんにちは^-^
同窓会 最近やっていないな~。 みんな元気かな?
何年ぶりに会っても あったら昔のままでいられるのが いいですね*

アジサイ キラキラして美しい*
梅雨のうっとうしさが吹き飛ぶようです*** 
Commented by wagashi_yoshino at 2010-06-14 14:03
●マミーさん
紫陽花の和菓子、錦玉の角切りを使う手法が多いですが、煉切でも木型の打ち出しやソボロの植え込みなど、実に様々な紫陽花があって表現は思ったより多いです。紫色も奥が深いですね。
初めて同窓会の世話人をやっていますが、連絡や所用に時間がかかり苦労多いですが、反面仲間同士の楽しい語らいもあります。
Commented by wagashi_yoshino at 2010-06-14 14:07
●ぐ~さん
赤から青に変化していく紫色は何通りもの色があって、これがいいと言う決まりもなく、職人泣かせの難しい色です。今回は錦玉の艶も影響して濃い目の写真写りなので、二色の違いがよくわからないかもしれませんね。同窓会の準備会で、初めてよく話をするようになった仲間もいたりして、中々楽しんでいます。
Commented by wagashi_yoshino at 2010-06-14 14:11
●ruru_kikiさん
どちらかというと目だたないタイプの(笑)生徒だったので、幹事って柄じゃなかったのですが、娘のPTA役員に同級生がいた関係で、そのまま同窓会の世話役になっちゃいました(笑)なかなか連絡をつけるのが時間がかかり大変ですが、その分昔の仲間と楽しく作業を続けています。紫陽花でうっとうしい梅雨が、少しでも爽快になればいいのですが・・・。
Commented by 五月猫 at 2010-06-15 23:03 x
美味しく頂きました。慌ただしくお邪魔して すみません。
お元気そうで 何よりです。
何時も おまけしてくださるお母様にも宜しくお伝えください。
和菓子欠乏症が やっと 治りましたよ(*^_^*)
Commented by あやや at 2010-06-16 00:53 x
最近初めて雪平餅生地を作ってみたのですが、
練るのがほんとうに大変でヒーフー言って作りました(笑)
雪平生地に錦玉羹が映え合って、どちらもより引き立ちますね。
柚子餡というのも涼やかで、美味しそう・・・
上に乗せる錦玉がとてもいい感じについていますが、
寒天液か何かでくっつけてあるのですか?


Commented by wagashi_yoshino at 2010-06-17 00:16
●五月猫さん
いつも遠路おいで頂きまして、ありがとうございます。
毎度、あれこれ所用で出かける用事が多くて困っています(笑)
六月は水無月のセール月間で新聞折込チラシも入れて売り出し中。
のぼり旗やポスターなどの効果も手伝って、思いのほか売れてます。
夏和菓子もほとんどショーケースに出揃い、お盆を迎える準備です。
Commented by wagashi_yoshino at 2010-06-17 00:16
●あややさん
だいぶ難しかったようだね(笑)~でもチャレンジ精神は称えます。
雪平生地を煉るときは餅生地によく熱を入れるがポイント。そうすると卵白を入れたとき真っ白な生地になるわけ。更に言うと、白あんをいれたら、コシが抜け易いので、ヘラ数はできるだけ少なくするのも大事。
角切り錦玉は、そのままだと崩れて見苦しくなるので仕上げに透明な錦玉液を回しかけてまとめてます。
Commented by cox-orange at 2010-06-17 18:28
綺麗な紫色ですね~。私だったらヘタレて葡萄ジュースで誤魔化しそうな気がします。(笑)あ、でもそれだったら柚子に合いませんね。

私の質問もあややさんがしてくださったので、とても参考になりました。雪平は一度作って「トロトロ・ブニュブニュ」になってしまい、「あれは私の手におえない」とお蔵入りしていたのですがなるほど、、、そういうことだったのですね。いつかチャレンジしてみたいです。
Commented by wagashi_yoshino at 2010-06-18 18:23
●cox-orangeさん
葡萄ジュースなら自然な色合いの錦玉ができて、より美味しいですね。
この紫陽花は人工着色を使っていますが、果実ジュースでも挑戦してみます。酸味の強いジュースは凝固力が弱くなると以前学びました。
ご家庭で煉る雪平も基本は同じで、ある程度熱くすることができれば、卵白が白くかえり雪のように白い餅生地になるわけです。
ご家庭では鍋が動いたり、熱くてひるんだり、中々難しいんですよね。
Commented by zuzumiya at 2010-07-27 00:33
素敵なエキサイトのブログを探してぶらぶらしていたら、こちらに辿り着きました。「和菓子のブログなんて珍しい〜」とうれしくなって、早速、リンクさせて頂きました。写真がとにかくいいですね。目に涼やかで、食べてしまうのが惜しいくらい。また遊びに来ます。いい出会いに感謝です。
Commented by wagashi_yoshino at 2010-07-28 01:44
●zuzumiyaさん
はじめまして♪いらっしゃいませ。
じっくり写真を撮って出来るだけ美味しそうな写真をアップするのが
和菓子屋の務めのような気がして素人なりに努力しています(笑)
和菓子作りの合い間をみて更新する極めてマイペースブログですが、また遊びに来て下さいませ。早速のリンクありがとうございました。
by wagashi_yoshino | 2010-06-10 19:02 | 新緑の頃 | Comments(14)

駿河湾の潮風に吹かれて。海辺の町の和菓子屋blog。手づくり工房から和菓子の愉しさ紹介します。


by wagashi_yoshino