さつま芋のおはぎ
2010年 09月 26日
この秋はお彼岸の時期に
「敬老の日」や「お月見」が重なって
和菓子屋にとって猛烈に忙しい日々となりました。
せっかく和菓子屋の書き入れ時なのだから
神様が上手く日付を振り分けてくれたらよかったのに
一週間にギュー詰めです。
本日の和菓子は
『さつま芋のおはぎ』
以前から作りたくてウズウズしていた野菜のおはぎ。
まずはさつま芋でチャレンジです。
蒸して裏ごしした「さつま芋」を
白あんと一緒に煉りこんで、芋あんを作ります。
煉るとどうしても、独特な粘り気が出ますが
それも白あんとブレンドすることで
押さえることができます。
こうなると重要なのがバランス。
今回の「白あん」と「裏ごし芋」の比率は4:6
芋の自然な風味や甘味を生かしたかったのと
おはぎに包む餡としての作業能率も考えての結果です。
試しに包んでみると
ほんのり優しいおはぎになりました。
飾りにトッピングしたのは
銀杏切りしたさつま芋のレモン味醂煮。
さつま芋レシピを探していたら
ここのがとても気になったので作ってみました。
さつま芋、水、味醂、レモン汁のみのシンプルレシピなのに
なんでこんなに美味しい煮物ができるのか
目からウロコのレシピでした。
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わたくしの祖母が亡くなって14年が経ちます。
和菓子屋で、いつも両親が忙しく働いていたので
子供の頃は、よく同居の祖母の所にいました。
とても「おばあちゃん子」だったわけです。
なので・・・
こんな曲を聴くと、泣けてしまいます。
歌詞とまったく同じような経験をしたわけではありませんが
やはり、自身の思い出と重ね合わせてしまいます。
by wagashi_yoshino
| 2010-09-26 18:37
| 秋色の頃