桜の節句

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用事があって隣の町へ出かけるため
JR東海道線の電車に乗りました。
昼過ぎの車内は春休みとあって
親子連れの乗客などで程よい混み具合。

何気なく車窓からの風景を眺めていると
咲き始めた桜の花の薄紅が春風に揺られていたり
今が盛りと小川に咲き誇っている
菜の花の黄色が目に鮮やか。
華やかな春景色は見ているだけで
心が和み癒されますね。

新年度がスタートして新しい環境で
仕事をされ始めた方も多いでしょうね。
皆さん、お疲れ様でした。
花便りと共にほんのり、ぽってりと
4月の町が春色に染められていきます。
和やかな春の景色に
いろんな感情が揺さぶられます。

吉野は月遅れのひな祭り。
毎年、それに合わせるように桜が開花するので
勝手に「桜の節句」って呼んでいます。
お客様が買い求めるのは
お雛様をお祝いする赤、黄色、蓬の搗いたのし餅や丸餅。
それからお雛様や桜や蝶々を型取った
カラフルな寒天ゼリーや石衣などの半生菓子。
口の中でホロホロと溶けていく
優しい甘味の和三盆糖で出来た可愛い干菓子。

ショーケースを賑わしているのは
定番の桜餅や柏餅、三色団子、蓬の蒸し物などetc・・・。
この時期は諸団体の引継ぎ会も多いので
会合のお茶菓子に和菓子パック詰めの
ご注文が集中します。

それから・・・静岡伊勢丹デパートで行われる
お茶会「駿府各流大茶会」の茶席菓子のご注文は
各先生との綿密な打ち合わせの真っ最中。
幾通りの組み合わせがある
和菓子素材の色と形と風味に菓銘を重ね合せ
何度となく味見と審査を繰り返し
ようやく完成品に成りつつあります。

創作を繰り返し茶席菓子を生みだすのは
時間がかかり困難を極めますが
出来た喜びも大きくて遣り甲斐がありますね。


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Commented by cox-orange at 2012-04-16 20:37
お雛様のお干菓子に「金平糖」ってよくある組み合わせなのでしょうか?
最近この時期によく頂きます。

お雛様の打ち菓子、可愛いですね。
木型や焼印で欲しいと思うものにはキリが無い。。。(笑)
Commented by wagashi_yoshino at 2012-04-19 01:34
●cox-orangeさん
言われてみればよく見かける組み合わせかもしれませんね。特別お雛様との関連性はないと思いますが小粒で彩りが可愛いのでよく使われるのではないでしょうか。和菓子職人にとっても木型や焼印の取り揃えはキリがありません。でも特に木型は高価なものですから購入時には、慎重になりますね(笑)
by wagashi_yoshino | 2012-04-02 17:06 | 桜の花の咲く頃 | Comments(2)

駿河湾の潮風に吹かれて。海辺の町の和菓子屋blog。手づくり工房から和菓子の愉しさ紹介します。


by wagashi_yoshino