贅沢な年賀状 ~ミニチュアアート和菓子~
2013年 01月 08日
2013年お正月の年賀状に混ざって届いたのは
厚目の白封筒に入った一通の年賀郵便物。
差出人は製菓学校時代からずっと交流している女性の友人。
早くから工芸菓子を手がけていた彼女は
飾り菓子の専門家。
その創作活動の中でミニチュア和菓子の
独特な世界観にも注目して
様々な活動をしている作家さんだ。
『 お元気ですか?
樹脂粘土でマグネットを作りました。
ご笑納下さい!2013 』
年賀のメッセージと共に同封されていたのは
見事なミニチュア和菓子。
可愛いラッピング小袋の中
いきなりその極小ぶりに目が釘付けになった!
更に驚かされたのは
繊細にまで作り込まれた表現の緻密さ。
小さくてもディテールまで手を抜かない
質感ある和菓子は本物と見違うほど精巧に出来ている。
いったいどうやったらこんなに細かく出来るのだろう?
こういうのを本当に豆粒大というのだろう。
みたらし団子はちゃんと焼き目までついている。
樹脂粘土で出来た飾り菓子なので食べることは出来ないが
たれの透け具合まで見事に表現されて美味しそうだ。
小豆の粒より遥かに小さな金太郎飴。
豆粒大以下の金太郎飴なのに切り口が見事に金太郎!
極小でも手を抜かない丁寧な仕事。
この極小ミニチュアアート和菓子の世界は
長く工芸菓子の経験を積んだ彼女ならではの真骨頂だろう。
とても贅沢で素敵な年賀状ありがとう。
卓越した技術と見事な作品に賞賛の拍手を贈りたい。
[ ※ この記事は送り主ご本人のご承諾を得て公開しました ]
by wagashi_yoshino
| 2013-01-08 18:45
| 特別編