磯の香 笹麩まんじゅう
2005年 06月 10日
東京・阿佐ヶ谷の修行先で、この和菓子を知ったときは
独特な食感に不思議な感覚を味わいました。
こんな和菓子もあるんだな~って。
つまり、まったく未体験な和菓子だったわけです。
本日の和菓子は瑞々しい緑の笹に包まれた
生麩のおまんじゅう。
淡い緑色は生地に練りこんだ青海苔の彩り。
磯風味が、涼感をさそいます。
潰しあんを包み大釜で茹で上げてから流水で冷ます
独特な製法は白玉餅の作り方に似ています。
つるん、とした見た目。
口に運ぶとコシのある独特の食感。
笹麩は歯ごたえを楽しむ和菓子ですね。
別名、麩餅(ふもち)と呼ばれる由縁です。
一般には笹で三角形に巻くスタイルから
笹麩巻なんて言われるところもありますね。
吉野では、笹の中心にのせて両端を
合せる様に折り、黒文字で止めてあります。
夏期には、冷やしていただくと尚一層
美味しくいただけます。
これからの季節の人気商品です。
by wagashi_yoshino
| 2005-06-10 00:48
| なにより素材