渓谷便り 焼き鮎

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お盆が近づくと和菓子屋は、にわかに忙しくなります。
この地域は新盆ですので7月中旬がピーク。

あんだんご・おはぎ・黄名粉団子・送りだんご・・・。

日替わりでお供え和菓子を買い求めに
ご来店されるお客様の対応で
目が回るような忙しさになります。

この和菓子もお盆の頃には
製造が間に合わないかもしれません。

本日の和菓子は、焼き鮎。

遊び心を取り入れた夏限定の細工菓子です。
串焼き鮎の姿を、そのままに映してみました。

素材は茶席菓子で使う煉切。
中には、ちゃんと小豆のこし餡が入っています。

専用の細工べらで、鮎に形取り
抹茶色素とくちなし色素で色づけし
バーナーで焼き色をつけます。
乾き止めに艶寒天をはけ塗りして仕上げます。

一風変わっていて
お土産に人気の焼き鮎なのです。

しかし・・・

あまりに、リアルに表現し過ぎると
売れなくなります・・・。

夏の風物詩「鮎」
実は、サケ・マスの親戚って知ってました?

広くアジアの東部に生息しているようですが
特に日本での生息域が最も広く
英語でも「Ayu」と言われるくらい
我が国特有の魚なのです。

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Commented by nao-photos at 2005-06-30 16:08
はじめまして♪
河の中から、飛び出て来たばかりのような鮎ですね〜♡
とっても涼しげ♪
リアルに表現しすぎると売れなくなる・・・(爆)!
猛暑のような日々が続いている中、先日水ようかんを食べました。
「日本人でよかった・・・♡」
お菓子にも季節を感じさせる和菓子・・・素敵です♪
Commented by aya-kura at 2005-06-30 18:04
吉野さん。こんにちは。
「AYU]勉強になりました・・・ありがとうございます。
いろんな鮎があるのですね↑ リアルすぎると売れませか? う-ん、なるほどっと思いました。
それでは、また遊びにきます。
Commented by 生栗和栗 at 2005-06-30 19:38 x
しばらくの間眺めてしまいましたー!すごいです!感激です!勉強になります!バーナーであの綺麗な模様はさすがです!着色も上品ですね!
Commented by mashiro30 at 2005-06-30 21:36
びっくりしました!
すごい~、こんなお菓子初めてです。
「あまりに、リアルに表現し過ぎると売れなくなります・・・。」にちょっと笑ってしまいました^^
ということは、さらにリアルにすることも可能、ということなのでしょうか?!
それにしても手間ひまかけて丁寧につくられているんですねぇ、鮎も幸せですね♪

「新盆」という言葉も初耳でした。
地域によって違うのですね。お忙しくしてらっしゃると思いますが、ここ最近の暑さでさらに大変そう・・・。
そんな中でのアップ、ありがたいです。
Commented by akiko-y8 at 2005-06-30 23:36
鮎、日本ならではのものだったんですね。私もしらなかったです。
それにしても、かわいらしいお菓子ですね。私もそちらに住んでいたら、きっと買ってしまうお客さんだと思います。
そうですね、リアルすぎると売れなくなるというのは、わかる気がします(笑)
かわいらしさと、リアルさの境目がむずかしいですねえ。
練りきりを使っていらっしゃるのですね。おいしそうだなあ♪akko
Commented by wa-akari at 2005-07-01 10:59
おはようございます!!

そして、突然ですが、ブログを、今日付けで引っ越しました!! 「和の灯り」は、閉じる事はせず、新旧ブログでリンクしていきます。
新しいブログは、「Next* Japan Interior Style.」です。 次回から、新しい管理者名(Next-JIS)で、お邪魔する事になります。 今後も宜しくお願いします!!
Commented by wagashi_yoshino at 2005-07-01 14:57
●nao-photosさん
いらっしゃいませ、はじめまして!
鮎の串焼きの姿をしているので、角皿なんかにのせると
さらに雰囲気がでて、鮎っぽくなります(笑)
暑い中の水羊羹、美味しいですよね。ひとときの涼です。
夏の冷たい甘味は、頂いただけで幸せになります。
Commented by wagashi_yoshino at 2005-07-01 15:09
●aya-kuraさん
こちらこそ、普段鮎を吟味していらっしゃる方を前に恐縮です。
焼き鮎を何度も見ているプロの方なら、違いなど一目瞭然ですね。
形、色、艶などが、かなり違います。この鮎は和菓子の技法では
そんなに難しいものではないのです。ある程度、量産を踏まえた作り方。
リアリティーを求める工芸菓子との違いは、お客様が食べるということ
ではないかと思ってます。
Commented by wagashi_yoshino at 2005-07-01 15:19
●生栗和栗さん
正直な話。着色は抹茶色素が、ちょっと薄かったような気もします。
まぁ、さっぱり仕上げましたって感じですね。
バーナー技法は、難しいですよね。焦げすぎると、取り返しつかないし・・・
お豆が大好きな生栗和栗さん、花豆って大きな豆ご存知ですか?
美味しいお豆なので、また豆煮にチャレンジしてみて!
Commented by wagashi_yoshino at 2005-07-01 15:38
●mashiro30さん
この鮎片面は、のっぺらぼうで色も形も細工されてません。
色も鮎とは違い抹茶が強いです。それに塩焼きは、こんな艶ありませんしね。ま~、全体に食べることを考慮したものです。
抹茶色素に赤みをさすと、まさに鮎の身体の色になるのですが・・・
リアルすぎるのも、気持ち悪くて売れないのです。
地元で八月のお盆の時期に、荒祭りという大きな祭りがあるもの影響してるかも知れませんね。ちなみに八月のお盆を旧盆と呼んでます。
Commented by wagashi_yoshino at 2005-07-01 15:48
●akiko-y8さん
そんなにリアルには表現していない、つもりなのですが、
お客様の中には『コレって、生臭くないですか』と質問されることも・・・。
お客様の人によって、リアル感がさまざまなのがわかりました。
形だけで、イメージが伝わってくるものもあって、魚などはその代表
のようですね。味は、正真正銘の煉切で、普通の和菓子です。
Commented by wagashi_yoshino at 2005-07-01 16:16
●wa-akariさん
突然でびっくりですが、思うところがあったのですね。
「和の灯り」を拝見して、引越しの理由もある程度理解できました。
仕事柄、和の灯りブログには感銘や刺激を受ける記事も多かったです。
「Next* Japan Interior Style.」では、より和のスタンスが広がったようで、また、和を楽しむことが出来るブログがひとつ、ふえました。
こちらも日々の和菓子を通して、皆さんとコミュニケーションできたらと思ってます。
Next-JISさん、こちらこそ、宜しくお願いします。
Commented by atsumomoan2 at 2005-07-02 02:11
す、すご〜い!職人技って、こういう事を言うのですね。(稚拙な感想ですみません、、、。いや〜、本当にびっくりしたのです。)今にも尾ひれを動かしそうですよー。食感も気になります。お顔がほんのり漫画顔。カワイイ。(笑 
Commented by go_to_rumania at 2005-07-02 05:34
おおお、尻尾から画像が現れた時に???!!となってしまいました。あゆの形のお菓子はお餅風のものを頂いたことがありますが、こんな光沢はなかったので、これはホントリアルです。。食べたい・・ そろそろ活動?開始します・・・(笑み)
★葉っぱの殺菌作用、確かに、聞いたことがあります。ただブドウについててはどうなのでしょう、、、そうなのかしら。。今度聞いてみます。単純bにこの時期旬だから、美味しいから食べるt、という気がしますが。菩提樹の木の葉を使うこともあるんですよ。こちらは非常に少ないですが。
Commented by wagashi_yoshino at 2005-07-02 15:36
●atsumomoan2さん
夏限定の和菓子なのですが、お客様の方で覚えていてくれて
お店に無いと「今年は、まだ鮎が釣れないのか?」と質問されます。
なにぶん手作りなので、顔も姿も、ひとつひとつ微妙に違います。
食感ですね。お茶菓子の煉切を召し上がったこと、ございます?
串に刺さってますので、ちょっと奇妙な食感ですかね~。
Commented by wagashi_yoshino at 2005-07-02 15:43
●go_to_rumania
遊び心と雰囲気を楽しんでいただけたらな~と思います。
本物の焼き鮎は、乾いていますし、振り塩が微妙に焦げたりしてます。
リアル感を追求しますと、乾燥していて美味しくない和菓子になります。
そろそろ活動?開始ですか・・・?・・・。
by wagashi_yoshino | 2005-06-29 22:40 | Comments(16)

駿河湾の潮風に吹かれて。海辺の町の和菓子屋blog。手づくり工房から和菓子の愉しさ紹介します。


by wagashi_yoshino