えびす講の舞台裏
2005年 11月 22日
えびす講の名物和菓子『口取り』です。
もともとは、お祝い料理に見立てたものなので
今風の洒落た和菓子ではないのです。
折箱の中のお品書き
「大福豆のきんとんあん」
「紅白かまぼこ風すあま餅」
「柚子饅頭」
「焼き海老の桃山」
「抹茶羊羹」
「あんず仕立ての道明寺餅」
「伊達巻風カステラのロール」
空いている所には「栗の浮島」が入ります。
当日は、この口取り目当てにお客様も多いですね。
忙しくて、完成品撮るのを逃しました。
店頭では特設の平台に和菓子やお赤飯、栗おこわが並びます。
お客さんで、和菓子も、台も、見えませんね。
ちょこっとだけ、赤い布が見えているところが、平台。
沢山の栗おこわを仕込もうとすると・・・
当然、栗の仕込み量も半端じゃありません。
栗を剥いている時間もないので
むき栗で仕入れます。
でも・・・これ全部カットしたのですけど・・・。
熱、熱!蒸したての栗おこわ。
こんなバットのおこわが何回も蒸し上がります。
苦労してカットした栗は、さすがに美味しい”!
今年もいい栗に恵まれました♪
栗の香りと、醤油味おこわのこうばしい風味が工房中に広がります。
「お昼ごはんは、この栗おこわにしよう!」
なんて、勝手に決めたりして・・・。
ご来店するお客様で夜も遅くまで賑わう、えびす講。
毎年11月19日のこの日ばかりは
閉店時間が午後11時になります。
さすがに疲れ果てました・・・。
前日から徹夜に続き、当日も夜まで立ったままの仕込み。
(前夜から、座らなかった気がする)
足が遠足に行ったときの様に棒になってます。
疲労もピークですが、最後までやり抜きました。
工房の和菓子ストックは、まったく空っぽ。
すぐに、また和菓子づくりの仕込が始まります。
まずは、自家製餡でしょうね。
でも・・・・・20日だけは、休みました・・・・・。
by wagashi_yoshino
| 2005-11-22 22:34
| 秋色の頃