春の自家製餡
2006年 03月 17日
今週、ブログ経由のお客様が
吉野に、ご来店されたという、とても嬉しい出来事もあって
一週間が、あっという間に過ぎていきました。
工房は春のお彼岸の仕込みの真っ最中。
今回は過去の記事でも、おなじみの自家製餡のレポート。
▽自家製餡
▽夏の自家製餡
▽秋の自家製餡
春の自家製餡では
上新粉で作る『あんだんご』や『オムレツ風さくら餅』用に
やわらかめの「こしあん」も仕込みます。
煉り上がったばかりの「やわらかあん」は
熱々、ふわ~っと小豆の風味が立ちあがります。
小豆から煮上げて作る自家製餡は、吉野の基本の基本。
いまさらながら思うのですが
和菓子のほとんどは、やはり「あん」なのです。
自分の思い通りの風味のあんを炊くことが出来るのは
やはり・・・自家製餡しかありません。
生の小豆を自分の目で見極めて仕入れることも重要です。
あんの原材料が
「どんな小豆なのか」
「産地はどこで、生産者は誰なのか」
食品の信頼と安全のためのトレサビリティー(栽培履歴)を
声を大にして言うつもりはありませんが
和菓子で、なくてはならない「あん」の
『原材料としての素性』は
最低限、理解し把握していたいと思うわけです。
吉野が自家製餡をおこなう根本も、そこにあります。
by wagashi_yoshino
| 2006-03-17 00:58
| なにより素材