人気ブログランキング | 話題のタグを見る

上生菓子「引き契り」

上生菓子「引き契り」_c0050395_15044061.jpg

茶席上生菓子
「引き契り」ひきちぎり

宮中の行事に由来した春色の上生菓子です。
蓬入りの煉切で自家製あんを包み、一部を指先でつまみんで
仕上げにそぼろにした紅煉切をそえて形を整えます。

蓬の緑と紅煉切のコントラストは
桃の節句らしくいかにも華やか。
寒い中でも春を待つ優しさが
温もりを感じさせます。



# by wagashi_yoshino | 2017-02-02 15:09 | 雪の降る頃

茶席上生菓子「山茶花」

茶席上生菓子「山茶花」_c0050395_10473961.jpg

慌ただしい年末の仕込み最中
久しぶりに上生菓子の撮影をしてみました。

本日の和菓子
茶席上生菓子「山茶花」さざんか

以前、山登りに行ったときに見かけた
濃くも淡くもない色が印象的だった山茶花。

その淡い本紅色のような色の花を作りたくて
黄色と赤色の混色を試作。
赤も様々な色合いがあることを再認識。
ようやく近い色合いが出来ました。

白あんを芯に白ぼかしにした煉切で包み
頂点を窪ませて
花びらの先端をつまみ出し
黄色のしべを添えてから
三角へらと茶筅で
花びらの様に囲い込みます。


漢字で「心を亡くす」と書く『忙しい』という言葉。
年末年始を向かって
皆さん、本当にお忙しいとは思いますが
どうぞ、優しい心だけは亡くさずに
お過ごして下さい。

さて、年末の仕込を再開することにします。









# by wagashi_yoshino | 2016-12-14 11:01 | 気まぐれ和菓子

茶席上生菓子「未開紅」

茶席上生菓子「未開紅」_c0050395_12182854.jpg
Word Press を利用して
和菓子工房吉野の新メインサイトを構築するようになって
ずっと考えていた、このブログとの住み分け。

新設メインサイトになるので
従来からあったこのブログはホームメニューに取り込まれた形です。


毎日、忙しく仕事をしているうち
瞬く間に時間が過ぎブログに費やす時間も
足りなくなり更新もままならないことが多くなりました。

ここをお店の営業告知やイベントニュースのようなもの。
スマホでザックリと撮影した営業日記的なもの。
本来の意味での営業に活用することも考えています。
このブログ独自のスタイルを
変えていくのも面白そうとも考え始めました。
でも、まぁとりあえず・・・
従来通りのスタイルで続けることにします。

海辺の町の和菓子屋ブログ。
手作りの工房から「和菓子の愉しさ」を紹介するブログです。
初心に返ってみるのもいいかもしれません。


相変わらず不定期でマイペースな和菓子屋ブログですが
長い目でお付き合い下さいませ。


茶席上生菓子「未開紅」_c0050395_12182854.jpg

本日も和菓子は

茶席上生菓子「未開紅」みかいこう


開花のときに1~2弁、咲き遅れることから

未開紅と名前が付いたようですが

つぼみの色が濃いから未開紅とも言われていて諸説あるようです。


うす紅色の煉切で自家製小豆こしあんを包み

白ぼかしにした手前を茶巾しぼりにして

梅の花びらの形に仕立てます。

仕上げに薄い匙(さじ)を使って花びらの切れ込みを入れて

煉切の黄色いしべを植え込みました。

ほんのりしたうす紅色と丸くぽってりとした佇まいは

寒い冬の中でも温もりのある優しさを感じさせます。








# by wagashi_yoshino | 2016-02-07 15:05 | 雪の降る頃
あけましておめでとうございます_c0050395_17481561.jpg


新年あけましておめでとうございます

本年も和菓子の楽しさを、のんびり綴りたいと思います。
超マイペースな和菓子ブログですが
今年も宜しくお願いします。

毎年のことながらお年賀の和菓子作りに勤しんでおります。
お正月、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

新春、最初の和菓子は
慶祝和菓子「松竹梅」しょうちくばい
あけましておめでとうございます_c0050395_17481043.jpg

お客様からご注文頂いたお年賀の特上生和菓子。

京都ご出身の色白で美しい奥様のご注文は全てが煉切製で
かなり大振りの上生菓子のご依頼でした。
比較がないので見た目にはちょっとわかりにくいのですが
目方にして、ひとつ100~120g。
大振りのみかん程度でしょうか。
片手に乗せると、ずっしりとした存在感がある重みです。

もう少し小振りの上生菓子をオススメしたのですが
「どうしても、この大きさがいいわ」と
口説かれて要望されて作りました。

「松」には潰しあん、「竹」には白あん
「梅」には小豆こしあんを其々包んであります。
こうして並べてみるとお正月らしくおめでたいですね。
そして、大きさや重みからでしょう。
堂々とした風格も漂いますね。


# by wagashi_yoshino | 2016-01-04 01:03

茶席上生菓子「夕映え」

茶席上生菓子「夕映え」_c0050395_18302695.jpg

春と共にお茶会のハイシーズンとなるこの時期。
今秋も複数のお茶会から上生菓子のご注文を頂きました。

上生菓子、特にお茶の上生菓子となると
先生との事前打ち合わせが重要になってきます。

同じ秋でも、初秋、盛秋、晩秋と
お茶会が開かれる時期で季節感がまるで異なります。
お使いのお茶室、お道具、掛け軸、お花等と
お菓子のデザインが重なるのをさけて
上生菓子の意匠、形、色、素材、味、菓子名から最後の仕上げまで

お茶を点てるご亭主様の気持ちを思い計りながら
あるいは招かれるお客様の気持ちに思いめぐらせながら
試作見本を何度となく重ねることもしばしば。

納得できるまで先生との打ち合わせに余念がありません。
まさに、一期一会の精神なのでしょう。

茶席上生菓子「夕映え」_c0050395_18304446.jpg

本日の和菓子
茶席上生菓子菓子「夕映え」

挽き茶色に染めた煉切は
きんとんふるいで越し出してそぼろ状に。
潰しあんを芯に丸木型にいれて、丸山型に打ち出します。

ポイントは煉切製の赤とんぼ。
アクセントに芥子の実を散らし
秋の風の中、気持ちよさそうに飛ぶ赤とんぼをイメージ。

お茶の先生のご希望で
煉切をきんとんふるいで越し出す手法を選びました。
通常のきんとんあんに比べて
乾きやすいので、しっとりした煉切あんを煉っています。



# by wagashi_yoshino | 2015-10-13 18:40 | 秋色の頃

駿河湾の潮風に吹かれて。海辺の町の和菓子屋blog。手づくり工房から和菓子の愉しさ紹介します。


by wagashi_yoshino