さつま芋の窯焼き羊羹
2010年 09月 19日
芋羊羹にも色々あって
鍋で煮た寒天に砂糖を溶かし
蒸して裏ごしたさつま芋生地を加えて煉っても
美味しい芋羊羹が出来ますが
こちらは正確には「芋練り羊羹」というべきもの。
普通は蒸して裏ごしたさつま芋に
若干の甘味と塩気を加えて練って押し固めたものが芋羊羹。
多少のバターを入れても風味が出て美味。
寒天を入れないので、芋のホクホクとした食感と
あっさりとした芋本来の甘味と旨みが味わえます。
で・・・なにが好きかって、我が家は全員が「さつま芋好き」
そこで、さつま芋の和菓子を作るついでに
思いつきの気まぐれ和菓子。
ということで、本日の和菓子
『さつま芋の窯焼き羊羹』
芋羊羹と同じ工程で生地を作ってから
オーブンで焼き上げた試作品。
もちろん、家族の「おやつ」になっちゃいました。
ようするに芋羊羹を焼いちゃったわけです。
焼くというより、焼き目をつけた感じでしょうか。
アクセントに蜜漬け小豆を生地に散らし入れてみました。
飾りに蒸したさつま芋のいちょう切りをトッピング。
そのままだと表面が乾燥してしまうので
少しだけ醤油を加えた卵黄をハケ塗りしてオーブンへ。
角切りの芋羊羹でも焼いてみたのですが
どうも乾燥して、うまく焼けない。
じゃ、ということで小鉢に入れてトライ。
見た目は、グラタン風ですが(笑)要するに焼いた芋羊羹。
ついでにコチラ・・・
普段、お店で売っている和風スィートポテトともいうべき「やきつ芋」
練り上げた生地は絞り袋に入れて
焼き菓子用の紙カップに絞りいれました。
星口金は大き目のものを使って、ザックリと絞ります。
220℃のオーブンで20~25分ほど焼き上げればできちゃう!!
焼きたては、焼きたてでカリカリ、ホクホクが美味しい。
冷めても、しっとりとして美味しく頂けます。
螺旋状の栗ボーロみたいな焼き目が、楽しいでしょ。
by wagashi_yoshino
| 2010-09-19 11:05
| 愛しのおやつ