青梅を漬ける
2006年 06月 12日
注文していた青梅が、やっと手に入ったので早速仕込みです。
とは言え今まで和菓子素材としての梅やシロップは
ほとんど缶詰に依存していたので自家製の仕込みは慣れていません。
なんてなさけない。
今回用意したのは
群馬県産の白加賀という大粒の青梅3kg
砂糖に漬込み自然にエキスを抽出する「梅シロップ」と
沸騰させた蜜にそのまま漬込む「蜜漬け」
どちらにしようかと迷ったので
この際、両方やってみることに・・・。
下準備として水洗いした青梅は
生りくちのへたを竹串で取り除き、ビニールに入れて
冷凍庫で一日以上冷凍しておきました。
荻窪の鈴木青果店さんのホームページ情報によりますと
冷凍するとエキスが出やすくなるようです。
まず「青梅シロップ」の砂糖漬けの仕込み。
青梅と同量の砂糖を用意します。
うちの奥さんは、毎年氷砂糖を使うようですが
まぁ、これも決まりはないのでお好みの砂糖でいいようです。
今回はグラニュー糖でチャレンジ。
ホームセンターで購入してきた口広の漬込み瓶を
洗ってよく乾燥させ
その中にグラニュー糖と冷凍青梅を交互に入れていくだけ。
カチコチに固まった梅は、ほぼ砂糖で埋まってしまいました。
大丈夫なのだろうか???
なにか拍子抜けするような簡単な作業ですが仕込み終了です。
それから青梅の蜜漬けの仕込み。
ネットで調べてはみたのですが
青梅の蜜漬けの仕込み方がヒットせず、よくわからなかったので
生栗の蜜漬けを参考にして
自己流で、えぃ!っと、仕込んでみました(怖っ)
青梅と同量の水と砂糖を用意して蜜にします。
つまり砂糖1:水1の蜜を沸騰させて
その中に冷凍青梅を入れます。
鮮やかな緑色が、あっという間にくすんだオリーブ色に変色。
うぉ~、お馴染みの蜜漬け梅の色だ。
冷めたらこれも瓶に移して仕込み終了。
冷めた蜜はもう甘酸っぱい香りが漂っています。
ちょっとだけ味見しましたが
こちらは、すぐにでも使えそうな蜜漬けの仕上がり。
さすがに、まだ浅いですが
爽やかで甘酸っぱいフルーティーな風味。
今年の夏和菓子づくりが楽しみです。
by wagashi_yoshino
| 2006-06-12 18:42
| 新緑の頃